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目次
映画は子育ての “ちょっとした授業” になる
親子で映画を観る時間って、ただのエンタメ? いえいえ、実は記憶力・国語力・思考力・推理力を育てる“ちょっとした授業”にもなります。
セリフを覚えたり、ナレーションを一緒に口ずさんだり、犯人の動機について話し合ったり。そうしたアクションが、子どもの頭と心を育てるきっかけになります。
今回ご紹介するのは、劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』。
長野・雪山と天文台を舞台にしたサスペンスあふれるストーリーを、息子と親子でわいわい楽しんだ思い出を、レビュー形式でお届けします。
ざっくりあらすじ(ネタバレなし)
長野・八ヶ岳連峰の雪山で、長野県警の大和敢助警部が不審な人物を追ううちに、左目に銃弾を受け、雪崩に巻き込まれてしまいます。
それから10か月後、天文台での事件を追ううちに、“隻眼”となった左目が突然疼き出し……。
その夜、毛利小五郎は警察時代の同僚「ワニ」から、雪山事故に関するファイルに名前があると連絡を受けますが、その約束現場で銃声が鳴り響き―。
(引用:ウィキペディア、映画.com)
子どもと観るポイント別レビュー
1. 「ドキドキ!ワクワクのオープニング」
- オープニング音がデカい!
そこから一気にワクワクが始まります。 - ナレーションを暗唱する息子。ネトフリで過去作品を観ている成果かナレーションをぶつぶつ唱えていて、いつの間にか国語力アップしてるかも!
2. 「予想外の展開に緊張」
- いきなり殺人事件。撃たれる音がすごく大きくて、ビビリな子は少し注意。
最初から派手に事件勃発というのは「コナン映画あるある」。 - 仕掛けられた盗聴器に気づいちゃうコナン君すごいねと顔を見合わせる私と息子。「なんて子だ…」と登場人物のマネをして呟き、推理心が刺激されます。
3. 「蘭ねえちゃんカッコよすぎ」
- “らんねぇちゃーん!” と思わず歓喜の声をあげたくなるシーン!襲われた子どもたちを守るため、飛び蹴りを決める蘭の強さに息子も大興奮。
4. 「学びの仕掛けも満点」
- “なだれ装置”の仕組みが学べる。コナン映画、楽しみながら知識も増えるのが嬉しい。
これは映画のあと家でYouTubeを検索して「なだれ装置ってどんなのだろう!?」と調べて一緒に見ました。本当にあって、なだれを発生させてました!科学も学べるコナン君すごい。 - 最後まで逃げる犯人…クライマックスはまるでミッションインポッシブル!息子は「日本の警察って本当にこんなに銃使うの?」「練習してるんじゃない?」と笑いながら推測。YouTubeショートで銃ネタをよく見ているので彼の男の子心をくすぐるシーンでした。
5. 「知識や人物が増えていく」
- “あいちゃんが科学者ってバレちゃうよ”と心配する息子。クライマックスで正体ばれてもおかしくないくらい大活躍するあいちゃんについて、キャラの立場や職業もしっかり理解している様子でした。ここ数週間、過去作品を見まくってきただけある。
- 孫子の言葉がちょいちょい挟まれる本作品。孫子や三国志を知らなくても、昔の人の教えは現代でも活かせるということがなんとなくわかるかも。特にクライマックスシーンで出てくる一節はコナン君が決着をつけるヒントになったので、昔の人の言葉を覚えるよい機会になります。
- 小五郎の元刑事設定 が出てきて「あの人って昔刑事だったの!」と驚いたのは私だけ?コナン世代ど真ん中の母はすっかり最初のころの設定を忘れているので、子どもと改めて観るとよいリハビリになるのでした。
6. 「エンディングとその後の会話」
- 最後に出てくる舞台モデルの場所…ロケ巡りしたくなる…!(実際に聖地巡礼が話題になっていますね)エンドロールで実写画像が出てきて、「本当にこういう場所があるんだね!」と、現実に引き戻されつつ現実でも起こりうるかも!?と最後にもドキワクを残してくれるのでした。親子で映画のロケ地巡りなんて出来たら究極のアウトプットができそう。
- 「司法取引ってわかる?」と聞いたら、「本当のことを言ったら罪が軽くなること…?」と息子、ナイスな理解力!言葉だけ言われても大人でも一瞬なんだっけ?と思ってしまうところ、映画のストーリーと発言シーンから意味をなんとなく捉えたようです。映画で確実に語彙力上がってます。
- 眠らない小五郎。事前情報として「眠らないらしい」と知っていた息子。「本当に眠らなかったね! 」と予想と現実を比べていました。現実を自分の目で確かめることを体感。第三者の情報だけでなく身を持って判断する…日常生活でもとっても大事ですね。
- 帰りの駐車場推理。「さぁ、私たちの車はどこでしょう?!」と言うと、2時間インプットタイムだったのがアウトプットモードに変わり、記憶を遡って「たしかエスカレーターの近くだったから…あっちの方だったと思う!」と小走りになるところはまだまだかわいい小学校低学年なのでした。
まとめ:映画は “記憶力・言葉・推理・親子対話” の宝庫
劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』はスリルたっぷり、だけどそれだけじゃない。
推理を追いながら、セリフやナレーションを声に出して言うことで記憶力アップにもなり、問いかけを通して言語力や思考力も伸びます。
さらに、“当てはめて考える力”や“事前情報との比較力”なども自然に育つ、まさに“親子授業”のような映画体験でした。
名探偵コナンシリーズを親子で観るならAmazon PrimeまたはNETFFLIXがおすすめです。
気になる方はぜひチェックしてみてください♪
次回は、親子…ではなく夫婦で観る!間接的に子育てによいタイトルをレビュー予定です。どうぞお楽しみに!