イヤイヤ期にアンガーマネジメントは有効か⁉

現在、絶賛子育て中の主婦のtukkiです。子ども2人のイヤイヤ期は通りすぎ、今は上の子の思春期の始まりと戦う日々です。今回は怒り過ぎる自分に恐怖を感じ、アンガーマネジメントを取り入れようとしたイヤイヤ期を振り返ってみようかと思います。

イヤイヤ期とは、【「第一次反抗期」とも呼ばれ、自立心が芽生えたことにより、自分でやりたい気持ちがイヤイヤとなって表れる時期】のことだそうです。2歳ごろから始まり5歳ごろまでには収まる場合が多いようですが、子ども一人ひとりの個性によって現れ方や大変な度合も違うと思います。私は上の子のイヤイヤ期が相当なハードモードでした。

怒り続ける日々の始まりは、「2人育児になったこと」

上の子が3歳の時に下の子が産まれ、イヤイヤ期赤ちゃん返りが同時に始まりました。SNSなどでよく流れてくる「上の子可愛くない症候群」に私はなり、本当に怒り続ける毎日でした。具体的に何が大変だったか挙げてみました。
・とにかく歩かない
・気にくわないとお店でも家でも床に転がって、暴れながら大声で泣く ・お風呂、歯磨き、チャイルドシート拒否
これに下の子のお世話と、キャパが狭めの私はキャパオーバーを起こして、自分では感情がコントロールできなくなり、上の子を怒り続けていました。

怒り続けることを悔やみ、アンガーマネジメントを取り入れることに。

市の子育て相談等へ行ったりしましたが、寄り添いの言葉や話を聞いてくれるだけでした。私は別に悩みを誰かと共有したいわけではなく、怒り続ける現状を打破する具体策が欲しかったのです。ネットで、アンガーマネジメントの本を購入。実践していくことにしました。

怒りを静める「6秒ルール」、イヤイヤ期に通用するのか

これは無理でした。多分ですが、この「6秒ルール」というのは誰かが発した言葉や行動という突発的な事柄に怒りを抱いても、6秒待てば怒りは収まるということなのでしょう。ただ泣いて暴れている子どもに対して怒りを抱いたとしても、泣くという行動は持続的です。6秒待ったからと言って泣き止むわけではありません。そして「イヤイヤ期」の子どもは上手く言葉に出せない思いを、泣いて表現しているわけなので、まぁ泣き続けますよね。(体力のある我が子は30分~1時間程度なら平気で泣き続けました)
ある程度言語で自分の感情がのせられるようになった思春期の子に怒りを抱いた場合などは、有効そうですね。現在思春期に足を踏み入れている上の子は、私が怒り出すと自ら距離を置き、別の場所へと消えるようになりました。自ら6秒ルールを実践してくれています。

怒りの対象や怒りの場から離れる

これも難しかったです。なぜなら怒りの対象である子どもから離れることは、私の家の場合は実質不可能でした。パートナーが育児に協力的な場合は可能かもしれませんが、ワンオペの場合2、3歳児を1人にしてその場を離れるのは危険すぎますよね。もう究極、トイレとかに籠るのもありかと思いますが、追いかけてくるタイプの子や後追いが激しい子の場合は結局怒りの対象から離れられないから、怒りが収まりませんでした。

怒りを10段階のレベルに分けて数値化する

これは有効的でよかったです。つまりは怒りを頭の中で可視化する行為だと思うのですが、1回怒りを整理することが出来ました。怒ることは怒ってしまうこともあるのですが、抑止力にはなりました。1~3を「軽い怒り」、4~6は「少し強い怒り」、7~9は「強い怒り」、10を「MAXの怒り」とすると具体的には下記のようになりました。あくまで私の場合で、個人差はあると思います。 

  • 靴を履かない、服を着ない→「1~3」
  • ご飯を食べない、床に転がって泣き喚く→「4~6」
  • ご飯を投げる、物を投げる→「7~9」
  • 危険な場所(駐車場など)で手をつながない、突然走り出す、泣きわめく→「10」

私は命の危険や、他人に対して危害を加える危険性に対しては強い怒りを抱くことや、それ以外にはあまり怒りを感じないことが分かりました。

「○○すべき」という価値観を捨てる

これが1番効果あったと言えるかもしれません。「何時までに寝かすべき」「毎日お風呂に入れるべき」「読み聞かせをするべき」などの自分で決めた価値観に自分自身とらわれてしまい、自分の価値観通りに動かない子どもに怒りを抱いていたのです。「出来なくてもまぁいっか」という心境に私がなれた時、怒りや怒ることは減っていきました。

怒らないことは無理でも、怒る頻度や度合を減らす助けにはなる

私はアンガーマネジメントを取り入れても、イヤイヤ期の子に対して怒らないことは無理でした。ただ怒る頻度や度合を減らす助けにはなり、子育ての助けになりました。怒ることはエネルギーを使います。そもそも子育てはエネルギーが必要です。少しでも省エネで子育てする為に、アンガーマネジメントを知っておいても損はないかもしれません。

この投稿がイヤイヤ期に悩んでいるどなたかの助けになれば幸いです。

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