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目次
親子でハマった「8番出口」の世界
元ゲームが社会現象レベルで話題になったこともあり、映画版『8番出口』にはワクワクしながら映画館へ。
息子はゲームをクリア済み、私もレビューを書く気満々で挑んだのですが――思わぬ展開に。
映画『8番出口』レビュー
まずはサクッとあらすじ
“同じ地下通路を何度歩いても、8番出口にたどり着けない”。
主人公が延々とループし続ける奇妙な地下世界で、異変に気づきながら道を探していく……という、原作ゲームを踏襲したストーリー。
率直な感想:レビューを書くのが難しい映画でした
映画館に入る前は「ゲームとどう変えてくるの?」と期待していたのですが、
ひたすらループを繰り返す構造はもちろん変わらず、ゲーム経験者だと“落ちまでわかってしまう”点が正直惜しかったです。
もちろん映画オリジナルのシーンもあり、そこはサプライズとして楽しめました。
ただ、ストーリー性や深掘りを期待していた分、やや物足りなさを感じてしまったのも本音。
一方で息子は大満足!
「ゲームがそのままリアルになっててすごい!」と、再現度に大興奮でした。
そんな私たち親子の前に、後日……
駅でまさかの『8番出口』ポスターを発見!
「え?リアルゲームやってるの?」
知らずに締切ギリギリ、すべり込みで参加キットを入手し、ついに“リアル脱出版 8番出口”へ挑むことになったのです。
【体験レポ】『8番出口 東京メトロ脱出ゲーム』参加してきました!
ゲーム開始前に、小さな親子ドラマ
息子とは「1日ゲームは2時間まで」という約束があります。
この日は習い事でまだ1分もゲームしていない状態で参加することになったため、
「やばい…時間がない…早く終わらせなきゃ…」
という、なんとも切ない息子のひと言からスタート。
私 「ママが無理矢理参加させた?行きたくなかった?」
息子「…行きたかった(小声)」
私 「せっかくだし楽しもうよ!」
最終的に、今日のゲーム時間は翌日に持ち越しOKという“特別ルール”にし、気持ちをリセットして出発しました。
実は今回の参加、
「息子が絶対好きだろうな」という理由に加え、
私自身もめちゃくちゃやってみたかった…!
という気持ちがあり、つい勢いで申し込んでしまったのでした。
もう少し本人の気持ちを盛り上げておけばよかったなぁ……と反省。
でもゲームが始まると一変。
息子は夢中で謎を解き、「どあのぶ」発見時はハイテンションで「たのしー!」と叫ぶほど!
参加して本当によかったと心から思いました。
スケジュール&かかった時間
結論:けっこうハード。覚悟が必要。
・午前:習い事
・昼:池袋でラーメン
・その後:徒歩で東池袋(←これが地味にロス)
・ゲーム開始:16:30
・4問目まで進んで夕飯
・5問目クリア:22:30
休憩を除くと 5問で約5時間。
公式の「3〜5時間」という案内はあくまで目安で、
ネットでは「大人でも5〜8時間」というレビューを見ていたのですが……本当にその通りでした。
翌日もプレイすることに。
24時間券付きにしておいて、本当に正解!
2日目は11時に家を出て12:30頃から再スタート。
習い事は泣く泣くキャンセルし、家族全員で丸一日を捧げる覚悟で挑みました。
途中、息子は集中力が切れ、大人はイライラし、
「問題よく読んで〜!」なんて声がけが動画に残ってしまうほど。笑
それでも時折、息子の天才的なひらめきが光り、
親子で拍手喝采した瞬間も何度もありました。
そしてついに――
8番出口に到着!!!
思わず泣きそうになるほど達成感。
足も限界。
帰る頃にはすでに真っ暗で風ビュービュー。
記念撮影して全員一致で即帰宅しました。笑
大変だったポイント
・1問に2〜3段階の謎が詰まっていて時間がかかる
・地下鉄の案内図が読みづらく、土地勘ゼロは大苦戦
・ベビーカーでエレベーター探しは本当に時間がかかる
・地下にいると時間感覚が崩壊する
・ご飯の時間を決めないとズルズル進んでしまう
でもその分、
「本物の地下鉄を使うリアルさ」が最高で、テーマとの親和性は抜群でした。
良かったポイント
・子どもの脳トレになる(国語力/語彙力/計算力/空間能力/工作力)
・社会学習としても優秀(地下鉄の乗り方、地図の読み方)
・親子のコミュニケーション密度が圧倒的に上がる
・成功体験を積み重ねられる
・数年後に動画を見返すのが楽しみになる思い出ができる
息子の“自分で解けた時のドヤ顔”、一生忘れないと思います。
持っていけばよかったもの
・バインダー(とにかく書きにくい)
・折りたたみ椅子(立ち止まる時間が多い)
持っていってよかったもの
・履き慣れたスニーカー
・歩くほどポイントが貯まるアプリ
・ポータブル充電器(必須)
・ベビーカー(荷物置きに最高)
・携帯ゴミポシェット
まとめ:親子で本気になれる“最高の地下ミッション”
親も子も真剣に頭を使い、歩き、ひらめき、助け合って進む。
こんなに家族で一体になれる体験は、なかなかありません。
途中でケンカしそうになるほど本気でやって、
最後には達成感と疲労感で全員ヘトヘト。
でもそのすべてが、忘れられない思い出です。
映画→ゲーム→“リアル8番出口”と進んだ今回、
息子にとっても私たち親にとっても、かけがえのない冒険になりました。



